Power Automate for Desktop Ver.2.29 アップデート情報(2023/02/24)
元記事:February 2023 update of Power Automate for desktop | Power Automate ブログ (microsoft.com)
2月の更新プログラムがリリースされました、新機能に加え、機能が強化改善されました。
目次
フロー デザイナーでは、「リージョン」と「エンド リージョン」と呼ばれる 2つの新しいアクションを使用できます。
これらは、一連のアクションをグループ化して整理し、フロー管理を向上させるのに役立ちます。
2. 機能強化と改善
SharePoint アクションを含むフローに関して、実行のみのユーザーが共有できるようになりました。
共有フローを実行するたびに、有効な接続を提供するよう求められます。
所有者と共同所有者は、すべての接続依存関係が実行時に解決されない場合に備えて、有効な接続を提供するように求められます。
各内容の説明
1. 新機能
・「リージョン」、「エンド リージョン」は、フローコントロールの中から選択できます。
下記のように、一連のアクションをグループ化することで、シナリオの管理、構築・保守がしやすくなります。
① 「リージョン」と「エンド リージョン」でアクションを囲み、グループ化します。
②「∨」をクリックすることで、簡略化することができます。
「リージョン」のアクションは、名前を変更することができるので、グループ化した一連のアクション内容が分かりやすい名前にするとよいでしょう。
2. 機能強化と改善
・実行権限のみのUser(ユーザー)に、SharePoint アクションを含むフローを共有できるようになりました。
また、SharePoint アクションを含むフローを共有して使用する場合、所有者と共同所有者は、有効な接続を提示するよう求められます。
これにより、無効な接続が選択されていることによるエラーを防ぐことができます。
※補足:フロー共有の仕方、権限の付与について
(有償ライセンスのみ下記方法でフローの共有が可能です。)
・デスクトップフローは、組織内の他のユーザーと共有し、そのユーザーにフローのアクセス権限を付与することができます。
・その際、共有先に付与する権限として「ユーザー」または、「共同所有者」を選択できます。
【所有者】:フロー作成者
所有者は、フローを共有する際、下記の権限を選択できます。
・【User(ユーザー)】:フローを実行できますが、変更はできません。
・【共同所有者】: 編集、削除、実行履歴の表示、および他のユーザーの追加または削除を行うことができます。