Power Automate Desktop Ver.2.26 アップデート情報(2022/11/17)
2022年11月17日にPower Automate Desktop Ver2.26がリリースされました。
「SharePoint関連アクション」が追加されています。
元記事:https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/november-2022-update-of-power-automate-for-desktop
目次
- コンソール画面に「ホーム」が追加されました
- コンソール画面に「管理者へのリクエストフォーム」が追加されました
- エラー表示が改修されました
- SharePoint関連アクションが追加されました
- UI要素のキャプチャが改修されました
各内容説明
1.コンソール画面に「ホーム」が追加されました
PADコンソール画面に「ホーム」タブが追加され、初心者向けチュートリアルの案内や、経験者向けには最新情報へのリンク、他のOfficeツールへのリンクなどが表示されます。
2.コンソール画面に「管理者へのリクエストフォーム」が追加されました
環境管理者に対して、プレミアム試用版の利用開始・期間の延長、さまざまなライセンスの購入依頼などをリクエストすることが可能になりました。
コンソール画面上部の「プレミアムを利用する」からリクエストフォームを表示でき、メッセージを入力して送付します。
管理者には「フローライセンスリクエスト」のメールが送付されます。
メール上のリンクから管理画面へ入ることができ、以下の画面から管理者はライセンスを配布することが可能です。
3.エラー表示が改修されました
フロー実行時のエラー表示が改修され、より確認しやすくなりました。
上図のフローでは「Subflow_2を実行するSubflow_1」と「Subflow_1を実行するSubflow_1」が存在するため、「論理的な再帰が存在する」警告が表示されています。(このようなフローは実行できません)
発生しているサブフローやエラーの種別など、フィルタによる絞り込みを行うことで、エラーの内容が確認できます。
4.SharePoint関連アクションが追加されました
追加されたアクションは以下となります。
- ファイルコンテンツの取得
- すべてのリストとライブラリを取得
- ファイルメタデータの取得
- フォルダーメタデータの取得
- ルートフォルダーのリスト
- フォルダーの展開
- リストの取得
各アクションは現在プレビュー公開の状態となっています。
詳細については別の記事にて紹介させていただきます。
5.UI要素のキャプチャが改修されました
以下の改修が行われました。
- キャプチャ時にClassやType、Valueを無視するように設定されていましたが、さらにText属性が無視される対象となります。
- Text属性が無視される対象となります。
- 序数による指定が最後の要素でのみ指定されるようになります。
- キャプチャした際に問題なく要素を取得できるか、バリデータが実行されます。
- シナリオ実行時に要素が見つからなかった場合、上位の要素を無視して再取得します。