Power Automate for Desktop Ver.2.39 アップデート情報 (2023/12/18)
元記事:デスクトップ用 Power Automate – ビルド 2312
こちらから、最新のインストーラー(Ver.2.39)をダウンロードいただけます。
■ 新機能
- フロー作成時に、Power Fxを利用できるようになりました。
- 実行URLに、テキスト、数値、ブールデータ型の入力変数を追加できるようになりました。
- Microsoftが主催する「Automation in a Day」に関する通知を確認できるようになりました。
■ 内容の説明
1. フロー作成時に、Power Fxを利用できるようになりました
フロー名を設定する際、「Power Fx」を有効にするかどうか設定ができます。
※Microsoft Power Fx の概要については、こちら
(例)Excelインスタンスを設定して、ファイルを保存する場合。
・Power Fx がOFFの場合、(いままでの設定)
・Power Fx がONの場合、
上記のように、%〇〇% から =○○ に表記の仕方が変わります。
なお、アップデートで今月追加された機能のため、現段階ではアクションの数が減っている箇所が、ございましたので、状況に応じてご使用を検討ください。
下記、「変数のアクション」について
左側:Power Fx がOFFの場合、(いままでの設定)
右側:Power Fx がONの場合、
下記、「条件のアクション」について
左側:Power Fx がOFFの場合、(いままでの設定)
右側:Power Fx がONの場合、
2. 実行URLに入力変数を追加できるようになりました
今までは、実行するフローに使用されている入力変数が未設定となっていた場合、
そのフロー実行時に、ポップアップが表示され、入力変数の入力(設定)が求められていました。
(例)
まず、指定のフローを選択し、「…」>「プロパティ」>「URLを実行」>「コピー」で実行URLを取得します。
※なお、こちらの「URLを実行」(フローを外部で実行)は有償ライセンスが必要となります。
上記で取得した実行URLに、【inputArgumentsパラメータ】を追加して、入力変数を追加します。
コピーした実行URLは、下記のような表記になっています。
ms-powerautomate:/console/flow/run?environmentid=Default-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx&workflowid=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx&source=Other
上記のように入力変数に変数:NewInputがあり、格納したい場合は、
最後の部分にinputArgumentsパラメータを追加し、下記のように記載します。
Other&inputArguments={“NewInput”:”文字”}
上記に設定により、予め入出力変数のNewInputにテキストなどを格納することができます。
(注意点)上記は、テキスト、数値、ブール値のデータ型のみサポートされています。
また、ブール値では、大文字と小文字が区別され、値はtrueまたは、falseのいずれかになります。
※Microsoft公式の記事はこちら
3. Microsoftが主催する「Automation in a Day」に関する告知がトースト通知で表示されるようになりました
【Automation in a Dayについて】各種イベント情報はこちら
月に一回のアップデートにより、さらに便利な機能が増えていきますね!
上記のMicrosoftが主催するイベントや学習機会も活用し、ワークライフバランスを向上していきましょう!
以上、是非今後のフロー構築に少しでもお役立ちできれば幸いです。