Power Automate for Desktop Ver.2.36 アップデート情報(2023/09/27)
元記事:デスクトップ用 Power Automate 2309 – リリース ノート |マイクロソフト ラーニング (microsoft.com)
こちらから、最新のインストーラー(Ver.2.36)をダウンロードいただけます。
新機能
- 新たなクラウドコネクタとして「Forms」が追加されました。
- 新たなクラウドコネクタとして「OneDrive」が追加されました。
- 新たなクラウドコネクタとして「RSS」が追加されました。
- 新たなアクションとして、作業キューの項目に、「アイテムをキューに再登録して遅延を追加する(プレビュー)」が追加されました。
- 「Webページからデータを抽出」アクションでは、複数のページがデータ抽出に関与している場合に、物理的なクリックを送信して次のページに移動できる新しいパラメーターが追加されました。
内容の説明
1. 新たなクラウドコネクタとして「Forms」が追加されました。
「応答の詳細を取得する」アクションを使用し、アンケートのフォームID(アンケート名)を選択することで、そのアンケートの回答内容を取得できます。
(例)下記のアンケートの情報を取得したい場合
フォームIDは、アンケート名となります。
次に応答IDですが、応答数(回答いただいた数)1から4で設定できます。
上記で設定した場合、タイトル「アンケート」の4番目の回答者の回答を取得できます。
2. 新たなクラウドコネクタとして「OneDrive」が追加されました。
以前のアップデートでOneDrive for Business(法人向け)にアクションが追加されましたが、今回は、個人向けのOneDriveにアクションが追加されました。
これにより、OneDriveに関連するファイルやフォルダ、リンクやパスの操作性が向上します。
3. 新たなクラウドコネクタとして「RSS」が追加されました。
「すべてのRSSフィード項目を一覧表示します」アクションを使用することで、 対象のURLの更新情報を取得できます。
※「RSSについて」 「Really Simple Syndication」または「Rich Site Summary」の略語
Webサイトのニュースなど、更新情報の日付やタイトルなどを、その内容の要約を配信する技術で、XML形式で記述されます。
(例)総務省で提供しているRSS
https://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/rss_information.html
4. 新たなアクションとして、作業キューの項目に、 「アイテムをキューに再登録して遅延を追加する(プレビュー)」が追加されました。
特定の作業フローをPower Automateの次回実行するフローとして、
登録することが可能です、また目的の時刻まで遅延させることができます。
5. 「Webページからデータを抽出」アクションでは、複数のページがデータ抽出に関与している場合に、物理的なクリックを送信して次のページに移動できる新しいパラメーターが追加されました。
※「複数のページがデータ抽出に関与している場合について」
上記のようにライブWebヘルパーを使い、「要素をページャーとして設定」している必要があります。
※「物理的なクリックについて」
エミュレートされたクリックが期待どおりに機能せず、リンクが正常に選択されない場合があります。 物理的なクリックを送信すると、エミュレートされたクリックをサポートしていない Web ページを自動化するのが簡単になります。
以上、是非今後のフロー構築に役立ててください!