Power Automate for Desktop Ver.2.35 アップデート情報 (2023/08/24)
元記事:August 2023 update of Power Automate for desktop | Power Automate ブログ (microsoft.com)
新機能
- 新たなログアクションが追加されました。
- エラーが発生した際のスクリーンショットのアップロードを無効にするオプションが導入されました。
- フローの一時停止時、変数の値を編集できるようになりました。
- Excelアクションが強化され、セルを名前で参照できるようになりました。
内容の説明
1. 新しいログアクションに関して
ログメッセージアクションを使用すると、フローの実行アクションの詳細で、重大度レベルが「Info」、「Warning」、または「Error」であるカスタムテキストメッセージをログに記録できます。
設定したログはpower automate上から確認できログレベルでフィルターをかけられるため便利です。
※なお、今回追加された機能はプレミアム機能であり、有償アカウントが必要です。
価格 | Microsoft Power Automate
2. スクリーンショットのアップロードを無効にするオプションに関して
コンソールの各フローのプロパティに新しい設定が追加され、エラー時にポータルのフロー実行アクションログにスクリーンショットを追加するデフォルトの動作を無効化できるようになりました。
この機能はv2スキーマが有効な場合のみ利用可能です。
v2スキーマに関して
Power Automate v2 スキーマ – Power Automate | Microsoft Learn
※なお、今回追加された機能はプレミアム機能であり、有償アカウントが必要です。
価格 | Microsoft Power Automate
3. 変数値の編集に関して
デバッグ時にフローを一時停止することでテキスト、数値、ブールの値の変数を編集できるようになりました。
変数の値を適宜変更できるためデバッグ作業時の効率化が図れます。
4. Excelアクションのセルを名前で参照する機能に関して
以下のExcelアクションにおいて任意のセルを名前で参照することが可能になりました。
・Excelワークシートから読み取る
・Excelワークシート内のセルを選択
・Excelワークシート内のセルをアクティブ化
・Excelワークシートに書き込む
取得の方法として名前付きセルの値を選択し、セルの名前を指定します。
該当する値が取得できます。
以上、是非今後のフロー構築に役立ててください!