Power Automate for Desktop Ver.2.31 アップデート情報(2023/04/19)
元記事:https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/april-2023-update-of-power-automate-for-desktop/
新機能
- 「UI要素のセレクターをテストする機能が追加されました。」
- 「iframe内のWeb要素が取得可能になりました。」
- 「コンソール画面(フロー選択画面)でショートカットキーを使用できるようになりました。」
- 「Excelに関するエラー内容が詳細に表示されるようになりました。」
各新機能の説明
1.「UI要素のセレクターをテストする機能が追加されました。」
今までフローを実行して対象を認識(クリックできているか)など、確認しておりましたが、事前に正しく機能しているか調べることができます。
・セレクター編集画面の「セレクターをテストする」を押下します。
・対象のUI要素が画面に表示されてることを確認し、「テスト」を押下します。
・複数のブラウザ/タブが存在する場合、プルダウンより選択します。
・対象が正しく認識された場合は、緑色のチェックマークが表示されます。
・上手く認識できなかった場合は、下記のように赤いマークで表示されます。
2. 「iframe内のWeb要素が取得可能になりました。」
今回のアップデートで、埋め込まれているマップ情報などが取得できるようになりました。
※アイフレーム(インラインフレームの略称、HTMLタグの一つ)
設置するとそのWebページの中に別のWebページが埋め込まれ、表示できるようになる仕組みです。
3.「コンソール画面でショートカットキーを使用できるようになりました。」
・コンソール画面の設定から、「実行したフローを一時停止、再開」のショートカットを設定できます。
※下記のように任意でショートカットキーを設定できます。
また、各フローの選択画面の「その他のアクション」からショートカットを設定し、
フローを実行できるようになりました。
「その他のアクション」>「プロパティ」を選択します。
「キーボーショートカットで実行」が選択されている状態で、設定したいキーを入力できます。
4.「Excelに関するエラー内容が詳細に表示されるようになりました。」
・下記のようにExcelアクションでエラーが発生した場合、エラーをダブルクリックします。
・エラーに関する詳細と、対処方法が表示されます。
上記のようにエラーに関する対処方法まで表示されると、心強いですね!